【FUCKING AWESOME】
Jason Dill's Prince Street Photo Book
9,900円(税900円)
Photos from Africa, People Remembered, Places Forgotten.
8歳ぐらいの頃か、鏡に映る自分をポラロイドで撮ったとき、すぐに俺が写る画像を見れたことを気に入った。
それが俺にとっての初めての写真体験だった。
17歳ぐらいの頃か、俺はプロのスケートボーダーとなり、ニューヨーク、東京、そしてヨーロッパと旅に出かけるようになったのだが、その時には必ずカメラを持って行くようになった。
カメラを持ち歩いてはいたが、真剣に写真を撮ろうとしていたわけじゃないし、今でも、今までも写真に真剣になったことはない。
ただ自分が撮りたい時に、自分が忘れてしまうかもしれないものたちを記憶するために撮ってきた。
ただ撮りたいときにだけ撮ってきた。
それがネガがいい状態でちゃんと残っていて(随分とたくさんのネガを無くしたにせよ)、それらの写真をみんなに見せれるというのも驚きだが、本になり今、こうして前書きを書いている。
大体の写真は1997年から2015年の間に撮られたものだ。
写真たちを本にするなどと思ったこともなかった。
だが、こうしてできたこの本を今、手に取り読んでいる読者/観察者の皆に伝えたいのは、俺がたくさんの楽しい夜を過ごし、夜明けを追いかけるようにして友達と無駄な時間をたくさん過ごしてきたということ。
ここにある写真の多くがそんな夜に撮られた。
今の俺の日常は随分と変わったし、この写真たちが写し出すかつての世界は最早存在さえしない。
あの頃の世界が恋しいよ。
この本には幸福や、ユーモア、愛、後悔、ヌード、痛みと少しばかりの悲しみの情景が詰まってる。
この本は俺が死んでも残り続けるもの。
それこそが作った目的でもある。
/ Jason Dill
■サイズ
38 x 25.5 (cm)
厚さ:2cm
ページ数:276 + Cover
【FUCKING AWESOME / ファッキンオーサム】
90'sのNYシーンを牽引してきたスケーター『JASON DILL』と、
フォトグラファーの『MIKE PISCITELLI』によって2003年に設立されたスケートボードカンパニー。
現在は『ANTHONY VAN ENGELEN』も加わり、
彼らのクレイジーな脳内から生み出される独創的なアイテムが魅力。